ヒノキの自然な風合いを活かした天然乾燥

弊社商品は全て天然乾燥材です。天然乾燥とは天日と風による乾燥方法です。
乾燥機に入れて乾燥させる人口乾燥に比べて乾燥期間がかかりますが、ヒノキ材特融のツヤや香りを最大限に高めてくれるメリットがあります。
人口乾燥だと、ツヤや香りに必要な脂分まで抜け出してしまうため、ヒノキ材本来の風合いを楽しむには天然乾燥が向いています。
乾燥期間は1ヶ月半~2ヶ月で、含水率は15%~20%まで乾燥させています。
弊社製造工場のある静岡県磐田市は、全国トップレベルの快晴率を誇り、遠州のからっ風と呼ばれる非常に風の強い地域で、鹿児島と同程度の温暖な気候にあります。こうした天然乾燥に必要な三拍子が揃っているため、十分な天然乾燥が可能になっています。

一枚一枚丁寧にパテ処理

商品の形状になる前の板材には死節とよばれる、枯れて抜け落ちる恐れがある節が複数あります。
その死節を「ボール盤による穴あけ」→「ヒノキの枝から作成したコマによる埋木」→「モルダー加工」→「パテ処理」→「超仕上げ」といった順序により商品を製造しています。
中でもパテ処理は、加工後の商品を至近距離で確認する検品の役割も担っています。
1つ1つの埋木や生節を確認し、ピンホールや、軽微な欠けに対して1枚1枚丁寧に処理をしています。

ツヤ、香り、調湿効果を最大限に高める超仕上げ

弊社商品は全て無塗装・超仕上げ加工です。
仕上げ方法には主にサンダー(ヤスリ)超仕上げ(カンナ)があります。サンダーではヤスリで表面を削る仕上げ方法で、超仕上げはカンナ掛けによる仕上げ方法です。
サンダーや塗装をしてしまうと、木の呼吸を妨げてしまいヒノキ本来の香りや調湿効果を低下させてしまいます。
超仕上げでは呼吸の通り道を開くことができるため、ヒノキの癒しの香りや調湿効果を最大限に引き出すことができます。
また光沢とツヤがあり、なめらかでキメの細かい木肌を楽しむことができます。