フローリングを注文する際、「6畳の部屋には何ケース必要?」というご質問は非常に多いです。少なすぎると施工途中で追加注文が必要になり、多すぎると無駄が出ます。この記事では、必要枚数の正しい計算方法と業界の慣習、そして畳数を入れるだけで必要ケース数がわかる自動計算ツールをご用意しました。

📐 すぐ計算したい方へ:長さ別の必要束数をその場で比較できる、ビジュアル版シミュレーターもご用意しています。 必要量シミュレーターを開く →

基本的な計算式

必要ケース数 = 床面積(㎡) × 形状補正 × ロス率 ÷ 1ケースあたりの面積(㎡)(小数点以下切り上げ)

これだけです。ひとつずつ解説します。

① 床面積を測る

施工する部屋の縦×横(メートル)を実測して㎡を出すのが最も確実です。図面があれば「帖(畳)数」からも換算できます(換算表は後述)。

② 1ケースあたりの面積を確認する

商品の「幅×長さ×入数」から計算できます。
例:当店の桧フローリング 幅108mm×長さ1,820mm×20枚入 → 0.108×1.82×20 ≒ 約3.93㎡/ケース

③ 形状補正とロス率を掛ける

L字の部屋や柱型・出入りの多い部屋はカットが増えるので少し上乗せし(形状補正)、さらにカットの端材・施工ミス分のロス率を掛けます。

「1ケース=半坪」の業界慣習と当店の規格

無垢フローリングの世界では、昔から1ケース(1梱包)=半坪(約1.65㎡前後)で梱包するのが一般的な慣習です。たとえば90mm幅×1,820mmなら10枚で約1.64㎡=ちょうど半坪、というわけです。幅が広くなるほど入数は減り(120mm幅で7枚入りなど)、「2ケースで1坪」と数えられるため見積もりがしやすい、という流通の知恵です。

ただし、すべてのお店が半坪梱包とは限りません。当店のケースも半坪単位ではないため、「何坪だから何ケース」と慣習で数えず、必ず「1ケース=何㎡か」を確認して計算してください。当店の桧フローリングの実規格は次のとおりです。

規格(厚み×幅×長さ)入数1ケースの面積
15mm・12mm × 108mm × 910mm20枚約1.97㎡
15mm・12mm × 108mm × 1,820mm20枚約3.93㎡
15mm・12mm × 108mm × 3,000mm10枚約3.24㎡(=約1坪)
15mm・12mm × 108mm × 4,000mm8枚約3.46㎡

※面積=幅×長さ×入数で算出。例:0.108m×1.82m×20枚≒3.93㎡。最新の規格・価格は商品一覧をご確認ください。

ロス率の目安 — UNI・定尺・乱尺で変わる

ロス率とは、壁際のカットで出る端材や施工ミスに備える上乗せ分のこと。一般的には5〜10%を見込み、通販専門店でも「必要数量の1.1倍での注文」が推奨されています。

条件ロス率の目安備考
定尺・UNI品をシンプルな長方形の部屋に5%最もロスが少ない。経験者向けの最小値
標準(初めてのDIYはこちらを推奨)10%カットミスの保険込み
乱尺品・斜め張り・複雑な間取り10〜15%乱尺は割付に手間がかかるぶん多めが安全
ヘリンボーン張り15〜20%斜めカットが大量に出る

長さが不揃いな乱尺品は、割付(板の配置計画)に手間がかかるため、慣れていない方はロスを多め(10%以上)に見ておくのが安全です。一方で、短い板を壁際の半端な部分にうまく回せばロスを抑えられるという考え方もあります。UNI・乱尺など規格の違いはUNI・OPC・乱尺の解説記事をご覧ください。

📐 必要ケース数の自動計算ツール

当店の桧フローリングの実規格(幅108mm・入数は上の表のとおり)で、必要な㎡数とケース数を自動計算します。

必要ケース数を計算する

換算根拠:1畳=1.62㎡(中京間にほぼ相当する、不動産表示で使われる基準値)。1ケースの面積=幅×長さ×入数(当店実規格)。必要ケース数は小数点以下切り上げ。

⚠ 注意:少し多めの注文がおすすめ
後から同じ商品を追加注文すると、天然木ゆえに色・乾燥状態が微妙に異なることがあります。計算結果ぴったりではなく、余裕があれば1ケース多めの注文を。余った板は将来の補修用に保管しておくと安心です。

畳数から㎡への換算表

本記事・計算ツールでは1畳=1.62㎡で換算しています。これは中京間(3尺×6尺)にほぼ相当する、不動産表示で広く使われる基準値です。実際の畳の大きさは地域・建物で異なり(江戸間 約1.55㎡/中京間 約1.65㎡/京間 約1.82㎡)、同じ「6畳」でも床面積に差があります。最終確認は部屋の実測がおすすめです。

畳数㎡(1畳=1.62㎡換算)
4.5畳約7.3㎡
6畳約9.7㎡
8畳約13.0㎡
10畳約16.2㎡
12畳約19.4㎡
LDK 20畳約32.4㎡

計算例:6畳の部屋を1,820mm品で張る場合

  1. 床面積:6畳 × 1.62㎡ = 9.72㎡
  2. ほぼ長方形なので形状補正なし、ロス率10% → 9.72 × 1.10 = 約10.69㎡
  3. 1,820mm品は1ケース約3.93㎡ → 10.69 ÷ 3.93 = 2.72 → 切り上げて3ケース(60枚)

3ケースで約11.79㎡をカバーでき、端材・予備を含めて安心して施工できる量になります。

迷ったらお問い合わせフォームまたはお電話(0538-58-2395)でご相談ください。部屋の広さと形を教えていただければ、スタッフが必要ケース数をお伝えします。

📐 枚数が決まったら注文へ

計算で必要なケース数がわかったら、まずはサンプルで質感を確認してからご注文を。

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